抗うつ剤の発揮する効果

5人は誰でも気分が沈んでしまう事はあります。
しかしそれは一時の事で、楽しい事、面白い事があるとそちらに興味が向いて沈んだ気持ちも次第に回復していきます。
しかしうつ病はそうではありません。
沈んだ気持ちはいつまで経っても変化する事はなく、日常生活に支障を来たしてしまう事も有ります。
誰にでも発症する可能性はある病気で、早期治療によって十分回復する事は可能です。
その治療の時に使われる薬があります。
速効性がある薬ではありませんが、服用し続けると徐々に症状が改善していく効果が期待できます。
なんとなく気分が沈む時が減ってきた、一日中憂鬱な気分が続く事が減ってきたと言った感じです。
急激に元気になる、明るくなると言う事はありません。
うつ病治療で使われる抗うつ剤は服用する事によって、神経に作用する事になります。
人間の脳内では神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリン等が分泌しています。
前者は不安や緊張を和らげる物、後者はやる気を起こす効果が期待できるものです。
しかしこれらの分泌量が減少してしまうと、神経伝達がスムーズに行われません。
また放出された神経伝達物質の中で受容体に取り込まれなかった物は、再び放出する側に吸収されてしまいます。
これを再取り込みと呼びます。
抗うつ剤は神経伝達物質の再取り込を防ぎ働きを増すことが出来る薬だと思っておくと良いでしょう。
それによって不安・緊張等を感じる事が減って行きます。
ただ、この薬は服用し始めてから1週間から2週間程度過ぎてからしか効果を感じる事ができません。
しかも、副作用は効果が出てくる前に感じてしまいます。
全く症状が改善しないのに副作用だけ加わってより調子が悪くなってしまうと感じる事はこの薬を利用する人であれば誰にでも起こり得る物です。
効果を感じる事ができないから体に合っていないとすぐに判断してしまうのではなく、まずは医師と良く相談して薬の効果・効能、さらに副作用について理解してから服用する方が良いでしょう。

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